もう11月も半ば
一般の登山シーズンはすでに終了していますね。
でもそんなの関係ねえ!!
冬でも登るんじゃ!むしろ冬山がいいんじゃ!!
っていう変態猛者もたくさんいますね
(あ、自分もかw)
シーズンに登山にはまって冬も登りたい、雪山の白い山容がきれいで登ってみたい
などなど登山を始めたばかりの初心者の方であっても美しくも過酷な冬山って憧れますよね
でも夏山と違って冬山は過酷
夏は初心者も気軽に登れるような山も雪が積もると豹変し難易度が全然変わってきます。
よくある山のグレーティングスケールなんかでも技術度や体力度などといった指標で
山の難易度を出してくれてますが、しっかり注意書きで
「無雪期で天候条件の良好な場合のレベルです」
って書いてあります。
準備や事前の情報収集が大切なのは夏山でも当然のことですが、
夏山以上に冬山ではそれが大切です。
冬山なめると余裕で死にます
冬山の何が大変て、必要な装備が夏と比べ物にならないくらい多いです。
山の状況に応じてアイゼンなのか、ワカンなのかスノーシューなのか
ピッケルはどんな多イプのものが必要か
登攀があるならザイルやらなにやら
まあ装備の話はまた別にするとして、
一番難しいのってレイヤリングなんじゃないかと思っています。
登山の服装って難しいですよね
ググればたくさんの人が持論を展開していて、参考にはなるんだけれども自分には何がいいのか、経験がないとなかなか判断つかないんじゃないでしょうか?
ここは人によって違うので絶対的な正解はないと思います。
暑がりな人、寒がりな人
ガンガン登る運動強度の高い登り方をする人、のんびりゆっくり登る運動強度の低い人
高い山、低い山
人によっても、登る山の条件によっても条件や必要となる要素が違うのでその都度それに合わせたレイヤリングというのを考える必要がありますよね。
、、、ややこしい、そこまで考えてらんない
って人は経験者や信頼できるお店で相談してください。
誰にも相談せずに
「これでいいや、ネットでおススメしてたし」って決め方は絶対にやめましょう
冬山(に限った話ではないですが)でのレイヤリングは基本的には3~4のレイヤーで考えるといいかと思います。
1:インナー
吸湿速乾性の高いものが〇
夏用のものは乾く際に熱を奪い涼しくなるものもありますが冬山では危険なので、
冬用の熱をとどめてくれるものが理想ですね。
街であったかいからとユニクロのヒートテックとか着ちゃうと危険なので、ちゃんと登山などの用途に向けて作られたものにしましょう。
2:ミッドレイヤー
通気性と保温効果のあるものが〇
アウトドアブランドのフリースなどですね。有名どころだと、パタゴニアのR1、R2ジャケットやマムートのゴブリンなどなど
ダウンは暖かいので休憩時や寝る時などにはあるととても良いのですが、行動中に着る服としてはあまりお勧めできないです。
ダウンは詰まっている羽毛が空気の層を持っているので、自分の発する体温を羽毛の空気の層がとどめてくれるので暖かくなりますが、濡れてしまうと空気をとどめられなくなり保温効果がなくなってしまうんですね。
冬山で濡れる場面は、初冬や春のみぞれに降られたりアウターの防水がなってなくて浸水したとかじゃない限り、まず汗による蒸れが原因であることが多いです。
なので保温力と通気性があること、濡れに強いことが大切になります。
また脇などにベンチレーションがついていると体温の調整がしやすいですね。
最近は通気性を持たせて化繊とダウンを組み合わせたハイブリッドモデルなども出ているので厳冬期でかなり低温の中行動する場合などはそういうモデルを着るのもいいと思います。
3:ソフトシェル
防風、ある程度の防撥水性を持ったウェア
インナー、ミッドレイヤーで作った暖かい空気を外に逃がさず、外からの風を防ぐ
そして中からの湿気をしっかり外に逃がしてくれる通気性があると〇
ゴアテックスのウィンドストッパーなどが使われているモデルが多いですね。
ハードシェルと違いゴワゴワしにくく、しなやかで軽いので動きやすいです。
ここについてはいろいろ意見があるところだと思います。
ハードシェル(一番外側に着る防風・防水のウェア)があればソフトシェルはいらないという人もいます。
あまり汗をかかなかったりする場合にはなくてもいいかもしれませんが、
私はソフトシェルを取り入れています。
というのも、行くのが結構しんどい山だったり、ペースも早めでガンガン登る人間なので、
行動中は結構体温が上がりやすいんです。
そうなった場合に、ハードシェルだと蒸れる、でも脱いでしまうとミッドレイヤーでは風が入って寒い
となるのでソフトシェルが重宝します。
ここは自分の登山時の登り方や汗のかき方を鑑みながら考えるといいかと思います。
4:ハードシェル
外の環境から体を守る防護服です。
雨風はしっかりシャットアウトし、中からの湿気を逃がせる通気性が欲しいですね。
登山用品店とかのウェアコーナーでもいいところに飾ってある高いウェアは大概ハードシェルです。
良いものはゴアテックスプロだったりと性能も高い分価格も、、、(笑)
ハードシェルは妥協すると風雪や雨から身を守れないので、冬ましてや厳冬期に行くような場合はある程度のものを持っておくと安心だと思います。
私も行動中はソフトシェルでハードシェルは脱いでいることも多いですが、標高が上がったり稜線を歩くときなんかはハードシェルを着ています。
山や気温など条件によっては使わない場合もあるかもしれませんが、
天候の急変など何かあった場合に対処できなくなるので必ず持っておきたいですね。
といった感じで、私はこれからの時期に山行く際はこの4レイヤーが基本になっています。
状況に応じてハードシェルを着たり脱いだり、ベンチレーションで調整したりといった感じです。
正解はないといった通り、ここで話していることもあくまで私個人の意見でしかないです。
参考にはしても、必ずご自身の状況に合わせて決めていただけると幸いです。
冬山は極低温ですので保温が大事かと思われますが、こと登山の行動着においては
「如何に汗をかかないか?」
ということを考える必要があるんですね
それだけ汗で内側から濡れることのリスクが高いんです。
揃えるものも多くお金もかかりますが、そうして登る山は夏とはまた違った素晴らしい景色を見せてくれます。
最初は雪の積もる低山で十分に日帰りできる山から経験者と一緒に雪山を経験することから始めていくと、その中で自分に必要なものや不要なものが見えてくると思います。
まだ行ってもいないうちから何が必要で何が不要かなんてわからないんですよね。
たくさん登って経験積んで、雪山を楽しんでくださいね!
筋トレ登山家nozomu blog
登山愛好家/トレーニングバカのブログ。 山と食事とトレーニングをメインに気ままに書いてます。 「体つくりは食事から」をモットーにPFCバランスとかカロリー計算しつつ 自宅や公園でのトレーニングで肉体改造実践中。理想の体型はクリロナ。 初めての登山で登った燕岳、山頂からの絶景に魅せられて 気付けば登山が大好きに。 好きな漫画は「岳」、好きなブランドは「MAMMUT」、好きな山は「剱岳」
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